ルネサンス音楽の入り口
現在、僕の所属する「大分中央合唱団」にて、ルネサンス期の
合唱曲に取り組んでいます。
時代で言えば15世紀から16世紀の音楽ですが、主に宗教音楽
(キリスト教)で、なおかつ声楽曲(アカペラを中心とする)
が中心となっております。
私は音楽学者ではないのでうんちくはあまり語りませんが、
グレゴリオ聖歌のアカペラ単旋律(無伴奏でハモリのない
メロディ)が、徐々に輪唱や合唱の様式を形成していく過程
の音楽は、太古の地球において、単細胞生物が多細胞生物に
進化していくようでもあり、歌詞の意味を考えずとも神秘的
な印象を受けます。
私はキリスト教系の大学を出ているのですが、実は学生時代
にはほとんど宗教曲というものに真面目に取り組んだことが
無く、他大学の主催する演奏会においてヘンデルの「メサイア」
に参加する程度でした。
ヘンデルがルネサンス後のバロック音楽の作曲家ですから、
さらに時代を遡ってみると、この時代の音楽がいかに音楽が
単純で、かつ純粋なものかがよく解ります。
しかしながら、「祈り」という一つの確信を持ったコンセプト
に裏打ちされた音楽は聴いていて心が洗われるようです。
また、アカペラ(無伴奏:教会風にという言葉が語源)で歌
われる旋律は、楽器に頼らずに正確な音程を維持するのには
大変な集中力を必要とします。そして音楽が始まり、終わる
瞬間の「静寂」をもっとも感じることのできる瞬間も、「ア
カペラ」ならではの醍醐味だと思います。
インターネットが普及し、何もかも加速された時代に、
悠久の祈りをiTunesで聴くという不思議な違和感を感じ
ながら、今夜は文書を纏めてみました。
ルネサンス(Renaissance)ー「再生」を意味するこの言葉
の通り、日々の生活を見直し、自分自身を再生させる為
にもルネサンスの世界に浸りたいと思います。
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