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2011年3月22日 (火)

由布院美術館と放浪詩人画家、佐藤渓

仕事が休みだったので、ふらりと列車に乗り
由布院へ行ってきました。
世間は東北関東大震災で大騒ぎのなか、我ながら
何をやっているのかと思いながらでしたが、自身
の鬱屈した気持ちを解放する目的でもありました。

普通列車で一時間足らずの移動中、日本有数の
温泉観光地が、料金も片道千円足らずで行ける
場所に住んでいることを改めて幸せに感じました。

そして向かった先は金鱗湖ではなく、由布院美術館。

由布院の人工的・商業的な町並みとは一線を画し
中庭を持った回廊式のこの美術館では、放浪の
詩人画家、佐藤渓の作品を扱っています。

戦後すぐに画家としての活動を開始し、極貧の
中で日本中を放浪しながら詩と絵を書き続けた
孤高の作品群に触れ合ってきました。

昨年には没後50年を迎え、今回行なわれている
企画では初展示となる作品も多く見られました。

同時に展示されている詩にも目を見張りました。
生涯貧乏を友に過ごした芸術家の言葉に、自らを
悲観するものはなく、却って誇り高いものを感じ
ました。
それらが散文詩「貧乏神」や「疫病神」という
作品に表現されていました。

おかげさまで、僕自身の心もスッキリとした
ものになりました。そのような芸術家です。

30分足らずで見れる小さな美術館ですが、必ず
満足のいくものに出会えると思います。
あえてリンクは貼りません。由布院へお越しの
際は、是非足をお運び下さい。

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