2008年4月23日 (水)

9年の闘い。

本当は第九の話をしようと思いましたが、本日の
ニュースに大きく共感したので、その話を書きたい
と思います。

今日は昼から出勤でしたので、スーパーモーニングを
見ていたら、「光市母子殺害事件」の特集と中継を
行っていました。

原告の本村さんは現在32歳。僕の年齢は現在30歳
で余り年の差を感じない方ですが、この方は本当に立派
な人だと思いました。

9年という閉じた時間の中で、怒り・悲しみという
負のエネルギーを持続させながらも、それに流される
ことなく、判決の内容を冷静に分析し、何が正しくて
何が正しくないかを自分の中で整理して話をしていた
ことです。

今夜のニュースZEROで放送された記者会見の模様でも、
本村さんの意思は目先の判決内容のとらわれることなく、
日本における司法のあり方と、今回の事件によって被告
を含めて3名の尊い命が失われることが決して無駄に
ならないことを切に祈る姿が印象的でした。

被告側の弁護人が即、上告に踏み切りましたが、本村さん
も仰るように「結論はすぐに出る」ことでしょう。

9つながりですが、第九交響曲を作曲した音楽家、
ベートーヴェンはこのような言葉を残しています。

「本当に尊敬できる人間は、困難に遭遇した時に、
 確固たる態度が取れる人である。」

犯罪は加害者にも被害者にも不幸な結末しか残
しません。この9年間は双方にとっても困難を
極める日々だったと思います。

加害者側が意見を翻したことで、却って死刑から
免れなくなってしまったこと。

被害者側が最後まで淡々と強い意志を貫いたこと。
まさに本村さんは「確固たる態度が取れる人」で
あったと思います。

自分がこのニュースを客観的に語るには、あまり
にも未熟すぎるので、ニュースの内容はあえて
解説せず、リンクも貼りません。
検索エンジンで調べればいくらでも情報があり
ますから、この文章を読んだ方は、よろしければ
このニュースをもう一度自分の目で確かめて下さい。

この事件を通じて、一人でも多くの人が「命」
と「裁き」について考えることができれば良い
と思う一日でした。

最後に本村さんへ、9年間お疲れさまでした。
そして、「命」の大切さを教えていただき、
本当にありがとうございました。

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